6日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー12。ランボルギーニのブースのハイライトは、『アヴェンタドールJ』だ。
アヴェンタドールJは、『アヴェンタドールLP700-4』をベースに開発されたワンオフモデル。大胆にも、ルーフとフロントスクリーンを廃したスピードスターだ。注目はコンセプトカーではなく、ランボルギーニが「他にプロトタイプや博物館に収蔵されるモデルは存在しない。1名の顧客に向けて販売する」と明言している点だろう。
現時点で、ランボルギーニはアヴェンタドールJの価格を明らかにしていない。そのモノコックがほぼ新設計であることや、専用デザインのエアロパーツなどに、カーボンファイバーを積極採用していることなどから、アヴェンタドールLP700-4の日本価格4100万円を、大きく上回るのは間違いなさそう。
究極のワンオフモデル、アヴェンタドールJ。その希少性から、世界の富裕層から多くのオファーが寄せられると予想される。果たして最大出力700ps、最高速300km/hオーバーのオープンエアドライビングを独占できる幸運な顧客は、誰になるのか。