[災害]家庭における備え 実践度調査

自動車 ビジネス 国内マーケット
東日本大震災発生前に、災害に備えた水や食料の備蓄などを行なっていましたか?
東日本大震災発生前に、災害に備えた水や食料の備蓄などを行なっていましたか? 全 10 枚 拡大写真

 キリンMCダノンウォーターズは3月6日、全国の母親500名を対象に行った「家庭における災害に対する備え 実践度調査」の結果について発表した。

 同調査は、ベネッセコーポレーションが運営する女性向け口コミサイト「ウィメンズパーク」にて、25〜39歳の母親500名を対象にインターネットアンケートを実施。調査期間は2月23日〜27日。

 昨年の東日本大震災の発生以前に、災害に備えた水や食料の備蓄などを行なっていたかという設問では、「行なっていた」と回答したのは27%と3割にも満たなかった。また、震災以降に家庭での備蓄に対する意識が「高まった」という回答は78.0%に上り、備蓄をしていなかったことで不安や不備を感じた人が多かった様子が伺える結果となった。

 東日本大震災の発生以前に備蓄をしていた人を対象に、「もっとも役に立ったものは何か」と尋ねた設問では、「水」という回答が52.6%と圧倒的多数を占めた。その理由としては、「飲食に困らない」や「ムダな出費を抑えられた」などが挙げられている。

 また、昨年の震災発生直後に、水や食料について買い占めや物流ストップなどの影響で品不足を実感したのは全体の9割以上となった。

 震災以降で、災害の備えとして具体的に実践していることとしては、「ペットボトルの水を備蓄」(54.2%)や、「食料品を備蓄」(52.0%)が上位を占めており、その購入費用の全国平均額は4,476円となっている。なお、地域別にみた平均額は、関東が5,928円ともっとも高く、次いで中国・四国地方が5,353円となっている。

 震災後に多くの人が備蓄をしている一方で、備蓄品の適切な量や内容を把握している人は35.2%となり、また、保管方法についても「そのままの状態」という回答がすべての品目で多くなっている。

 同社では、災害時に備えた正しい量の水・食材のストックを意味する「スマートストック」という考え方を提唱し、ホームページ等を通じて啓発活動を行っている。

震災以降は水や食料の備蓄が増えるも、正しい知識は不足気味

《田崎 恭子》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る