【春闘12】トヨタ、人件費圧縮に向けて賃金制度の見直しに言及

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタ元町工場
トヨタ元町工場 全 1 枚 拡大写真

トヨタ自動車の宮崎直樹常務役員は、2012年春の賃金・一時金の労使交渉で、組合側に賃金制度のあり方を見直していく方針を示した。

今春闘でトヨタは組合要求通り、一時金は満額回答し、定期昇給も維持した。

しかし、労使交渉で小澤哲副社長が「会社を取り巻く環境や組合員の働き方が大きく変化していく中で、賃金などの労働条件についても中長期的に持続可能なものになるように検討していかねければならない」と、賃金制度の見直しに言及した。

トヨタは2004年に大きな賃金制度の見直しを実施したが、その後、円高局面が続く中でも賃金体系は維持してきた。

宮崎常務役員は「現行の制度が足もとの事業環境に沿ったものかどうか洗い直して必要があれば見直したい」と述べた。円高による国内空洞化が懸念される中で、会社側の人件費を抑制する圧力が高まりそうだ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 【プジョー 3008 新型試乗】全身鋼のような硬さに満ち溢れる。これが新時代のプジョーか…中村孝仁
  3. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  4. メルセデスベンツ初のEVワゴン、CLAシューティングブレーク新型…IAAモビリティ2025
  5. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る