【IAAE12】オートアフターマーケット連絡協議会を立ち上げ…事業創出に向けリビルトパーツ普及へ

自動車 ビジネス 国内マーケット
ATTT12 オートアフターマーケット連絡協議会立ち上げ発表のようす
ATTT12 オートアフターマーケット連絡協議会立ち上げ発表のようす 全 6 枚 拡大写真

第10回国際オートアフターマーケットEXPO(IAAE)2012では、自動車アフターマーケット業界を代表する組織のトップが集まり、ディスカッションが行なわれた。

登壇した全日本ロータス同友会の室谷眞一会長、BSサミット事業協同組合の磯部君男代表理事、オートアフターマーケット活性化連合の住野公一代表は連名で、「オートアフターマーケット連絡協議会」を立ち上げることを発表した。

オートアフターマーケット連絡協議会は、全日本ロータス同友会、BSサミット事業協同組合、オートアフターマーケット活性化連合の3団体に所属する各事業者が、「新しいモビリティサービスを創造し、提供する地域事業者に進化」することを目的としている。

近年は、カーディーラーによる自動車販売後のアフターサービス事業における、顧客の囲い込みが激化している。これに伴い、非メーカー系のアフターサービス事業者では、新たな事業分野の創出が急務となっている。

こうした背景を踏まえ、同協議会ではリサイクルパーツの普及に取り組む。特にリビルトパーツ(再生部品)の使用を推進する方針。

自動車補修部品には、新品パーツ、中古パーツ(リサイクル部品)、リビルトパーツ(再生部品)がある。リビルトパーツはオーバホール後消耗部品を交換し、再組み付けすることで性能、品質を新品に近い状態に再生した部品。調整・検査後、保証付きで出荷される。

そのため環境に優しことはもちろん、新品部品代金の約5割~7割の値段で購入でき、ユーザーが負担する修理代金の圧縮にもつながる。

リビルトパーツを用いるということは、修理対象車両に対して、最適なパーツを個々に用意するということであり、車両オーナーへの細やかな配慮や情報交換も伴う。地域の自動車整備工場をはじめとする事業者が、カーディーラーには困難な細やかな作業やサービスに取り組み、安価かつ高品質なリビルトパーツを提供できれば、新たな事業機会の創出につながるとみられる。

《土屋篤司》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  4. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  5. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る