日産ゴーン社長、EV急速充電規格「短期的には2つのスタンダードが共存」

エコカー EV
日産自動車カルロス・ゴーン社長
日産自動車カルロス・ゴーン社長 全 4 枚 拡大写真
日産自動車のカルロス・ゴーン社長は、電気自動車(EV)の急速充電器の規格を巡り日本と欧米勢がそれぞれ異なる方式を採用することについて、短期的には2つのスタンダードが共存するが、次世代のモデルではひとつに収れんするだろうとの見通しを示した。

ゴーン社長は26日、視察に訪れた同社のいわき工場(福島県いわき市)で報道陣の質問に答えたもので、「国によってはそれぞれスタンダードが違っていたりする。その場合はしばらく2つを受け入れていくことになる」と指摘した。

その一方で、「我々の目標はお客様が電気自動車を使いやすくすること、これに尽きる。最終的にはひとつのスタンダードにすることが理想形」とした上で、「第1世代はすでに色々ばらつきがあるが、次世代には収れんするだろう」と述べた。

EVの急速充電器の規格で日本はすでに「CHAdeMO(チャデモ)」で統一している。一方、ドイツのフォルクス・ワーゲンやBMW、米国のゼネラルモーターズやフォードモーターなどの欧米メーカー7社は、急速充電と普通充電がひとつのコネクターでできる「コンボ」と呼ぶ方式を立ち上げている。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る