ホンダ山本常務、新水素ステーションは家庭用にも

自動車 ビジネス 企業動向
ソーラー水素ステーション&FCXクラリティ
ソーラー水素ステーション&FCXクラリティ 全 6 枚 拡大写真

ホンダの山本芳春取締役常務執行役員(本田技術研究所社長)は27日、埼玉県庁内で会見し、同県庁に設置した「ソーラー水素ステーション」について「コストなど課題は多いが、将来は家庭での普及をめざしたい」と語った。

埼玉県やホンダは同日、環境省の委託によるソーラー水素ステーションの実証実験を開始した。水素ステーションは岩谷産業と共同で開発したもので、国内初となる「差圧式高圧水電解システム」を採用した水素製造装置を導入している。

このシステムはホンダの独自技術によるもので、2010年から米国の研究開発拠点でも同様の実験を行っている。水を電気分解して水素を得る際、水素が高圧となるよう制御する。従来必要だったコンプレッサーが不要となり、コンパクトで騒音も少ないステーションができるため、ホンダは将来、家庭への展開も不可能ではないと見ている。

実験を始めたステーションは太陽光発電と購入電力を併用して電気分解に使っている。山本常務は「実証実験によりクルマに供給する機能や耐久性、今後の開発での課題など、さまざまな点を確認したい」と話した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る