自転車で横断者をはねて死亡させた被告に有罪判決

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昨年6月、滋賀県草津市内で自転車に乗車中、赤信号を無視して交差点に進入し、道路を横断していた女性に衝突する事故を起こし、重過失致死の罪に問われた21歳の男に対する判決公判が27日、大津地裁で開かれた。裁判所は執行猶予付きの有罪を命じている。

問題の事故は2011年6月23日の午後10時50分ごろ発生した。草津市野路町付近の県道を走行していた自転車(ロードバイク)が赤信号を無視し、25km/h程度の速度を保ったまま丁字路交差点に進入。自転車は交差道路の無い側の路肩を走行していたが、青信号に従って道路を横断していた57歳の女性と衝突した。女性は転倒した際に頭部を強打。病院へ収容されたが、同年7月に脳挫傷が原因で死亡した。

27日に行われた判決公判で、大津地裁の大村陽一裁判官は「被告は赤信号を無視するとともに、回避不能な速度で交差点へ進入して事故を起こした」と認定した。

その上で裁判官は「事故は被告の軽率で無責任な運転態度が原因で起きた」と指摘したが、事故後に大学を自主退学するなど、社会的な制裁は受けていると判断。被告に対して禁錮2年6か月(執行猶予4年)の有罪判決を言い渡している。

《石田真一》

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