ホンダの米国法人、アメリカンホンダモーターは4日、米国で開幕したニューヨークモーターショー12に、『クロスツアー・コンセプト』を出品した。
同車は、『アコード・クロスツアー』の改良モデルを示唆したコンセプトカー。アコード クロスツアーは2009年、『アコード』(日本名:『インスパイア』)の派生車種として登場。5ドアボディを備えた北米専用のミッドサイズのクロスオーバー車だ。
アコード・クロスツアーは13年モデルで、デビュー以来、初の大幅改良を実施。これを機会に、車名は『クロスツアー』に変更する。ニューヨークモーターショー12に出品されたのは、ほぼ量産型の13年モデルである。
外観はアグレッシブ&アスリートをテーマに、フロントを中心にデザインを見直し。クロームの縁取りが強調されたグリルや、バンパーの形状が新しい。リアはテールゲートが、ワイド感を演出した新デザインに改められた。
インテリアは素材を一新し、クオリティを追求。ダッシュボード中央には、8インチのスクリーンモニターが採用される。キーレスイグニッションやパドルシフトなど、装備の充実も図られる。
エンジンは、3.5リットルV型6気筒と2.4リットル直列4気筒のガソリン2ユニット。3.5リットルV型6気筒はチューニングを変更し、パワーを引き上げながら、気筒休止システムや新開発6速ATの採用などにより、燃費性能を改善させている。