国内初のユニバーサルデザインタクシー、日産 NV200バネット

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日産NV200バネットタクシー
日産NV200バネットタクシー 全 3 枚 拡大写真

日産のNV200バネットタクシーが、国土交通省の「標準仕様ユニバーサルデザインタクシー(UD)認定制度」の認定第1号となった。

[写真:日産NV200バネットの米国ニューヨーク市のイエローキャブ仕様]

この制度は、タクシーなど公共交通の車両について、誰でも使いやすい仕様(ユニバーサルデザイン)を標準化し、バリヤフリー車両を増やそうと自動車局が始めた制度。 3月28日から始まった。

NV200バネットタクシーは試作車発表会が09年10月に行われた。会場は国交省のある中央合同庁舎3号館の駐車場で、国交省の後押しのもと、同社が精力的に開発を進めてきた。

標準仕様UDタクシーは、福祉車両として使うだけでなく、街中で走る営業車両として使うことを前提としている。こうした車両を増やすことで、自動車局はバリアフリーを進めて、公共交通の高齢社会に対応したい考えだ。

標準仕様では、身体の不自由な人や妊娠中の女性、ベビーカーや車椅子での利用者、また足腰の弱った高齢者にも使いやすくするため、車椅子のまま乗降できる乗降口を設けるなど認定条件が、細かく定められている。

NV200バネットタクシーの乗車定員は5人。前席のパーテーションと後席の間隔はシートの場所によって違うが、最長で636mm~491mmと広く確保。全幅も1495mmで車内での身体の動かしやすさに配慮した。

後部ドアから乗降する車椅子利用者についても、床面を下げることで、他の乗客に近い目線の高さとなるようにし、車内でも快適なコミュニケーションを図りながら移動ができるようになっている。

また、乗降時には電動式のステップがせり出し、ドア付近にオレンジ色に配色した大型の手すりを握ることで、姿勢を安定させやすい装備をした。

床面はドアとフロアーの境目の段差を少なくしたフラットフロアで、高齢者にも使いやすく、安心な構造になっている。

同社は国交省が推進する被災地へのバリアフリー車両の活用・実証事業でも、このNV200バネットタクシーを無償提供している。

村上秀人執行役員(LCV事業本部担当)は「本事業に『NV200バネットタクシー』の提供を通じて協力させて頂いていることを、大変誇りに思います。何よりもまずは被災地にて有効活用をしていただき、その上で、その後のユニバーサルデザインタクシーの日本全国での普及に寄与できれば幸いです」と、今後の見通しを語っている。

《中島みなみ》

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