水面下のF1エンジニアリング戦争

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F1マレーシアGP
F1マレーシアGP 全 3 枚 拡大写真
メルセデスAMG代表のロス・ブラウンが、DRS連動型Fダクトが低コストでもコピーは困難と語ったのは既報の通り。このロス・ブラウン発言の背景には、数日前にロータスのジェームズ・アリソンが語ったコメントに対する皮肉が感じられる。

ブラウンの発言前に公になっていたジェームズ・アリソン(ロータス)のコメントだ。

「高コスト化に繋がるよ。つまり開発競争激化の引き金になるということだ! (メルセデスAMGのデバイスは)新発明でも何でもない。レースカーエンジニアリングの世界では太古から知れ渡っている方法であり、それはF1で禁止されたやり方だというのがエンジニア大多数の意見だ」

そんなアリソンの指摘がブラウンの神経に触れたようである。ドライバー操作による可動空力デバイスという論点は、指摘したアリソンも副次的な結果であることは認めている。F1では持つ者と持たざる者との間で交わされる議論のテーマが存在する。上海ではこの部分を中心に再び議論が交わされるのではないだろうか……。

《編集部》

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