アウディ『A6アバント』がフルモデルチェンジした。そのポイントは大きく3つ。まずはデザイン。そして、コンフォート性と機能性の両立。最後に、環境性能とスポーティパフォーマンスの両立だ。
“美しくなければアバントではない”というように、エクステリアデザインは非常にきれいにまとめられている。しかし、ラゲッジルームを犠牲にはしていないと話すのは、商品企画部担当課長の天野一登さん。「リアシートを倒した時には先代より約20リットル大きく1680リットルなっています」という。
さらにオプションではあるが、バーチャルペダル付きオートマチックテールゲートが装着された。「荷物を両手で持っているときに、足先をちょっとバンパー下に入れるとリアゲートが開くもので、非常に便利な機能です」。
環境性能においては、エネルギー回生システムを採用。「減速するときのエネルギーを電気に変えてバッテリーに貯め、加速時にオルタネーターを使わずにバッテリーの電気を使うシステムで、オルタネーター駆動時のパワーロスを防ぐことが出来ました。また、電動パワーステアリングや、7速Sトロニックの組み合わせで燃費が19%から22%程度向上しています」(天野さん)。
その結果、「エンジンは全て6気筒を搭載し、減税対象です。またクワトロシステムや、レザーシート、BOSEサラウンドシステムや18インチアルミが標準で装着されているので、非常に競争力ある価格となりました」と自信を見せた。