フォルクスワーゲングループは13日、2012年第1四半期(1〜3月)の商用車を含めた世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダを含むグループ全体の総販売台数は、初の200万台超えとなる216万台。前年同期比は9.6%増となった。
市場別の2012年第1四半期実績は、最大市場の中国(香港を含む)が前年同期比15.6%増の63万3900台。中国を含めたアジア太平洋地域では、16.8%増の72万6100台を販売する。
また北米は、前年同期比24.5%増の17万9100台。このうち米国は、34%増の12万4400台と伸びた。これは北米専用セダン、新型『パサート』投入の効果が大きい。
また、欧州(ドイツを除く)は、前年同期比3.2%増の93万7000台。このうち、西欧は4.7%減の50万7100台と後退したが、ドイツは5.7%増の28万2400台と前年実績を超えている。
ブランド別では、フォルクスワーゲン乗用車部門が前年同期比10.5%増の136万台。アウディは10.8%増の34万6100台、シュコダは11.8%増の24万2700台と好調を維持する。一方、セアトは11.6%減の8万0100台と不振だった。