【アウディ A5 試乗】徹底したスタート/ストップ機構を採用…松下宏

試乗記 輸入車
アウディA5
アウディA5 全 10 枚 拡大写真

アウディ『A5』は今年1月にマイナーチェンジを実施した。試乗したのはクーペとスポーツバックの2モデル。スポーツバックは車両重量が人間ひとり分くらい重いが、その違いを体感できるほどではない。

どちらも2.0リットルのTFSI仕様エンジンを搭載する。今回のマイナーチェンジでA5系はすべてこのエンジンで統一された。(『S5』はV型6気筒3.0リットルのTFSI仕様を搭載)

155kW/350N・mのパワー&トルクはやや重いスポーツバックのボディに対しても余裕十分。ターボならではのトルクを生かした走りが可能だ。7速Sトロニックもレスポンス、変速感とも上々で気持ち良く加速が伸びていく。

オプションのアウディドライブセレクトは今回からコンフォート、オート、ダイナミック、エフィシェンシーの4種類のモードが選択できるようになった。メリハリの効いた走行フィールが得られるのは従来と同じだ。

今回から電動式に変わったというパワーステアリングも全く違和感のないもので、言われなければ変わったことが分からないくらいだ。

スタート/ストップシステムも今回から全車に搭載されたが、アウディの方針は明確で、エンジンを停止させたら簡単には再始動させずになるべく停止時間を長くするというものだ。

なので、停止中にはブレーキから足を離さない限り、簡単には再始動しない。この徹底ぶりは大したもので、ほかのどのメーカーもここまで徹底してはいない。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

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