住友電工、メガワット級蓄発電システムの実証実験

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メガワット級蓄発電システム
メガワット級蓄発電システム 全 2 枚 拡大写真

住友電気工業は、世界最大規模のレドックスフロー電池と、国内最大規模の集光型太陽光発電装置とで構成する、メガワット級蓄発電システムを開発、横浜製作所(横浜市栄区田谷町)で実証システムの建設に着手した。7月から運転を開始する予定。

このシステムは、再生可能エネルギー源として合計28基のCPV(最大発電量200kW)と、夜間電力や集光型太陽光発電装置(CPV)発電電力を貯蔵するための容量1MW×5時間のレドックスフロー電池で構成、外部の商用電力系統とも連系する。エネルギーマネジメントシステムによってレドックスフロー電池の充放電を制御し、工場の受電量の一定化する。天候に左右されるCPV発電量をレドックスフロー電池で補うことで、太陽光発電の計画運用などについて検証を進める。

また、一般的な蓄電池の機能として、横浜製作所のピークカット運用やあらかじめ設定したデマンドスケジュールとなるよう、電力負荷に応じた放電量の調整も行う予定。

エネルギーマネジメントシステム(EMS)によって太陽光や風力など不安定な再生可能エネルギーと、照明や家電製品など比較的小規模な電力負荷を管理し、一般消費者の視点側から、安定的、効率的な電力制御を実現する。

同時に、工場や企業などの大規模需要家の再生可能エネルギーに対する社会的要請も増しているのに対応、メガワット級の容量、出力を持つレドックスフロー電池、CPVを組み合わせた大規模蓄発電システムを活用していく。

《レスポンス編集部》

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