【F1バーレーンGP】プレビュー…高気温への対応がカギか
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エンジンがフルスロットルで回される比率はレースで50%、予選で57%となる。長さ1000mのメインストレートに続いてもうひとつ500mのストレート。T10とT11にさらにショートストレート、T13とT14に挟まれて最終のロングストレートというレイアウトから、シャキールはエンジン負荷の基準では中程度に分類される。DRSが採用される今年はメインストレートの速度は310km/h程度が予想される。
シャキールの気温は30度を上回る程度だが、例えばマレーシアとの違いには乾燥しているという点が挙げられる。乾燥空気は出力には有利、冷却には不利となる。冷却効率を上げるためには開口部を大きくするのが常道だが、当然エアロ性能に悪影響が及ぶだろう。また、サーキットは砂漠の真ん中に位置するためレーシングラインに砂塵が残り、エンジンがこれを吸入して障害を引き起こす可能性がある。
高温の影響はタイヤのデグラデーションにもおよび、これがレースの結果を左右すると予想されている。
《編集部》