【北京モーターショー12】マレーシアのクラシックサルーンが中国上陸…車名はジュネーブ

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マレーシア・ブフォーリ社のジュネーブ
マレーシア・ブフォーリ社のジュネーブ 全 7 枚 拡大写真

マレーシアのブフォーリ(BUFORI)モーターカンパニーは23日、中国で開幕する北京モーターショー12(オートチャイナ12)において、『ジュネーブ』をアジアプレミアする。

ブフォーリ社は1986年、KHOURI三兄弟によってオーストラリア・シドニーに設立。おもに1930年代風のクラシックスポーツカーを生産してきた。1992年、本社や工場など会社の主要機能を、マレーシア・クアラルンプールへ移転。2.7リットルV型6気筒ガソリンエンジンをミッドシップに積む『La JOYA』など、オリジナルスポーツカーを、年間300台規模で生産してきた。

そんなブフォーリ社の最新作が2010年3月、ジュネーブモーターショー10でベールを脱いだジュネーブ。モーターショーの開催地、スイスの都市と同じネーミングに話題が集まった。そして今回、同車が北京モーターショー12でアジア初公開される。

ジュネーブの特徴は、非常にクラシカルなデザインにある。前後のフェンダーラインをつなぐランニングボードをはじめ、ヘッドランプやウインカーは、独立した丸型3連とし、ヘッドランプはキセノン式。ボディの素材には、カーボンファイバーやケブラーが使われた。

室内はウッドやレザーをふんだんに使用し、モダン&クラシックを表現。リアドアは逆ヒンジで開閉し、高い乗降性を実現する。後席は独立2座で、ピックニックテーブルやタッチスクリーンモニターを装備。センターコンソールには顧客のオーダーにより、冷蔵庫、ミニバー、エスプレッソメーカーなどがセットできる。

エンジンは、クライスラー製の6.1リットルV型8気筒ガソリン「HEMI」。最大出力430ps、最大トルク58kgmを発生する。駆動方式はFRで、0-100km/h加速は6秒、最高速は260km/hの実力だ。オプションでスーパーチャージャーが用意され、最大出力は560ps、最大トルクは70.3kgmへ引き上げられる。

ブフォーリ社は2012年3月、中国最初の販売店を上海市に開業。今後、北京市や成都市、深セン市にもディーラーを順次開業し、中国富裕層への売り込みを強化する計画だ。

《森脇稔》

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