ホンダ、スマートホームを公開…さいたま市で検証開始

自動車 ビジネス 企業動向
燃料電池車クラリティからの給電
燃料電池車クラリティからの給電 全 7 枚 拡大写真

ホンダは23日、太陽光やガス、電動化車両などを使って家庭のエネルギー需給を総合的にコントロールするホンダスマートホームシステム(HSHS)を導入した実証実験ハウスをさいたま市で初公開した。

この実証実験はホンダとさいたま市が共同で行うもので、電動化車両を含む各エネルギー機器からの電力を最適に制御することによって家庭から排出されるCO2の削減効果や、停電時や災害時の電力供給機能など検証するという。HSHSを導入した施設を使っての実証実験は2018年度まで行われる。

今回公開した実証実験ハウスはホンダが独自開発したガスコージェネレーションユニット、CIGS薄膜太陽電池パネル、蓄電池のほか、各種エネルギー機器の作動状況や家庭でのエネルギー使用状況に応じて最適なエネルギー創出を制御する「Smart e Mix Manager」などで構成される。

ホンダの山本芳春取締役専務執行役員は同日、さいたま市で行われた実証実験ハウスのオープニングセレモニーであいさつし「このHSHSは電気自動車などのモビリティを動かす電力と家庭の生活エネルギーである熱と電力を家庭でつくり家庭で消費する『家産家消』を実現する。また停電時や災害時には複数のエネルギー源から電力と熱を供給することで生活と電気自動車による移動手段を確保することができる」と述べた。

一方、さいたま市の小林敏副市長は「この先端的な実証実験を通じて様々な技術開発とともに電力融通の仕組みづくりの協議や暮らしやすさとの両立についての研究など未来に向かった夢のある取り組みが始まる」とあいさつした。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 「欧州のカローラになりそう」ルノーの最新ハイブリッドコンパクトに日本のファンも熱視線!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る