BMWグループは23日、中国で開幕した北京モーターショー12(オートチャイナ12)において、『i8コンセプト・スパイダー』をワールドプレミアした。
同車は、BMWが立ち上げた新ブランドの「i」が、2013年以降に発売するプラグインハイブリッド(PHV)スポーツカー、『i8』のオープンバージョンを示唆した1台。クーペ版の『i8コンセプト』から、ルーフを取り去り、室内を2シーター化しているのが大きな特徴だ。
さらに全長は4480mm、ホイールベースは2650mmと、i8コンセプトから若干短縮。「バタフライ」方式で開くサイドドアやリアエンドのデザインも、手直しを受けた。このあたりは、2013年以降の市販を意識した改良と受け取れる。
パワートレインは、i8コンセプトと基本的に共通。前輪をモーター、後輪をエンジンで駆動するPHVスポーツカーだ。エンジンは1.5リットル直列3気筒ガソリンターボで、最大出力223ps、最大トルク30.6kgmを発生。モーターは最大出力131ps、最大トルク25.5kgmを引き出す。
モーターとエンジンがフル稼働した状態では、0-100km/h加速5秒、最高速250km/h(リミッター)の実力。二次電池は、リチウムイオンバッテリー。BMWによると、モーター単独で最大30kmをEV走行でき、充電時間は最短で約1時間30分で済むという。