サーブ、部品会社がボディパーツの製造を再開

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2011年12月19日、破産を申請したスウェーデンの自動車メーカー、サーブオートモビル(サーブ)。現在、生産や販売など、企業としての活動を停止しているが、部品会社のサーブ・オートモビル・パーツABがボディパーツの製造を開始すると発表した。

サーブ・オートモビル・パーツABは、サーブの破産申請の対象ではなく、トロールハッタンにあるサーブのプレス/ボディ工場で、ボディパーツの製造を開始。製造スタッフとマネージャー合わせて約30名が、ボンネット、ドア、フェンダーなど、サーブ車用の様々な交換ボディパーツの計画・製造に携わる。

同社CEO、Lennart Stahl氏は、「当社は、サーブの破産管財人と共に、時間をかけて複雑な交渉に力を尽くしてきた。今回、サーブのプレス/ボディ工場および必要設備を借りる契約を管財人と交わし、中断されていたスペアパーツの製造を社内で行えるようになった」と述べた。

製造計画は順調に進んでおり、今後プレスラインの試運転を経たうえで、プレス装置を稼働。コンポーネントの製造を開始し、それらを組み立てて最終的な交換用パーツに仕上げる。ボディパーツの製造は、2012年6月30日まで続ける予定。

また同社は、管財人との間で、完成品のボディパーツを大量に買い取る契約も締結。契約には、アフターセールスで需要の多い約1500品番の部品取得も含まれている。

《纐纈敏也@DAYS》

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