【日産 シーマ 新型発表】栃木工場長「我々はプライドをもって造っている」

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日産シーマ新型
日産シーマ新型 全 18 枚 拡大写真

日産自動車が25日発表した新型『シーマ』には、同車を生産する栃木工場の工場長が自らサインした品質検査確認書が全車に入れられる。黒澤良二工場長は「我々はプライドをもってシーマを造っている」と強調する。

[「匠」工程、写真18点]

実際、工場長が品質検査確認書にサインするまでには、シーマならではの品質を裏打ちするため、高い技能を持った匠らによる様々な造り込みが行われている。そのひとつが、車体工程で行っている『ハネダシ』と呼ばれる、大量生産ラインから外して静的状態で外観チェックや建付け微調整する特別作業。

「ある意味、時間の制限がなく、とにかく良いものを造るまでハネダシてやる。これは高技能者のみが作業しているが、その後、さらにレーザーで全数建付け測定し出荷保証をしている」と黒澤工場長は語る。

また塗装工程では第2中塗りとベースコートの間に「水研ぎを追加し、匠が塗膜の平滑性を上げるために中塗り面の5マイクロミリを磨き上げる。これによって平滑面を出して鮮映性を上げていくことをやっている」という。

さらに「完成検査でもシーマは一度作業ラインから外し、時間をかけて目で見て触って確かめている。もちろん効率でいうと流れ作業のラインに乗せたまま限られた時間で見たほうが良いが、これは最高級のものをお届けするという趣旨に則って、ラインから外してみている」。

この特別点検はかつて『プレジデント』で行っていたもので、特別の資格を持った検査員が入念にチェックした上で、新型シーマから採用したデジタル測定器を使って108か所を計測し、全車のデータを記録しているという。

ラインオフした後もテストコースで走りながらのチェックが施される。1台ずつ運転席と後席に検査員が2名乗車し、走行や操舵などの評価に加え、振動や騒音、装備品の作動などを確認している。こうした様々な工程での匠による造り込みやチェックを経た上で、工場長が「自らとにかく納得いくまで確認して最後に(確認書を)出すことをやっている」というわけだ。

黒澤工場長は「栃木工場のアドバンテージ、我々が誇れるところは匠の技能、それからメンタリティー。いい加減なものは出せないという、その匠のメンタリティーが栃木工場にあるので、それをうまく具現化して車に乗せていきたいと考えている」と語る。

《小松哲也》

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