マツダ CX-5 好調で、山内社長にも笑顔

自動車 ビジネス 企業動向
マツダ2012年3月期決算 山内孝社長
マツダ2012年3月期決算 山内孝社長 全 2 枚 拡大写真

マツダは27日、東京都港区の青山ダイヤモンドホールで2012年3月期決算の会見を行った。決算は減収減益、4期連続の最終赤字と厳しいものだったが、山内孝社長はこれまでにない笑顔を見せていた。

それも頷ける話で、なにしろ2012年3月期第4四半期で156億円の営業利益を達成し、すべての利益レベルで黒字化を果たしたためだ。その大きな要因となっているのが、SKYACTIV技術を搭載した車の、好調な販売である。

なかでも2月16日に日本で発売した新型『CX-5』は好調で、「年間16万台のグローバル販売目標に対して、想定を大きく上回る受注を獲得している。導入を開始した初期の受注状況としては、日本、ロシア、ドイツなど主要6か国合計で計画の2倍以上のペースとなっている」と山内社長は話す。

日本では、4月23日時点で年間販売計画である1万2000台を上回る約1万6000台の受注を獲得。そのうち、約80%がディーゼルエンジン搭載車だという。ロシアでも、1万2000台の年間販売計画の60%に相当する7500台の受注を獲得し、またドイツでは宣伝をしていないにもかかわらず、1万台の計画に対してすでに5000台の受注を獲得しているそうだ。

08年11月に社長に就任して以来、リーマンショック、東日本大震災、そして急激な円高などいいことがなかっただけに、山内社長にしてみれば、ようやく春が訪れつつあるといった心境だろう。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 昭和の子どもたちが憧れた「スーパーカー自転車」が50年ぶりに復活へ
  3. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  4. 「めちゃくちゃ好きでした、さよなら」フォードGTの販売終了に対しファンからは悲しみの声
  5. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る