ホンダ岩村副社長「今年の北米市場は1430万台に」

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ホンダ・アコードクーペ・コンセプト(デトロイトモーターショー12)
ホンダ・アコードクーペ・コンセプト(デトロイトモーターショー12) 全 2 枚 拡大写真

ホンダは27日、2012年3月期決算を発表した。その会見の席上、岩村哲夫副社長は北米市場について「緩やかであるが、回復基調が見て取れる。2012年は1430万台ぐらいになるのではないか」との見通しを示した。

昨年末の段階では、ホンダは1350万台を予想していたが、1〜3月の販売状況が持ち直していることと、いろいろな研究機関が北米市場について上方修正していることから、1430万台に近い数字になると予想した。

そうしたなかで、ホンダは「ホンダ系列で年間129万台、アキュラ系列で18万台、計147万台を目標に頑張っていこうと考えている。シェアについても10%以上を獲得し、なるべく早く震災前のレベルに戻したい」と岩村副社長は話し、その実現に自信を見せていた。

というのも、今年秋に『アコード』のフルモデルチェンジを控えているからだ。同車はホンダにとって北米で最大のボリュームを販売するモデルで、人気車種の一つ。それだけに、販売を大きく伸ばせると見ている。また、先般販売した『CR-V』が非常に好調とのこと。そうしたことが自信の裏付けとなっている。

しかし、北米市場は復活したビッグ3が巻き返しを図っていることや、韓国メーカーが勢力を伸ばしているなど、競争が激化している。今までのようにホンダが強さを発揮できるかどうか注目される。

《山田清志》

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