貸切バス事業者、8割が赤字…帝国データバンク

自動車 ビジネス 国内マーケット
貸切バス事業者 年収入高推移
貸切バス事業者 年収入高推移 全 4 枚 拡大写真

帝国データバンクは、関越自動車道で発生した高速ツアーバス事故を受け、一般貸切旅客自動車運送業(貸切バス事業)を主業とする1282社を対象に、経営実態について調査・分析を行った。

調査結果によると、2011年1~12月期の年商規模は、「5億円未満」が852社(87.9%)で最も多く、これら小規模業者が全体の9割弱を占めた。

1社あたり年収入高は、2億8130万円。規制緩和前の99年比22.1%の大幅減少となっている。

収入高増減では、「減収」が58.6%となり、全体の約6割が減収基調で推移。99年からほぼ変化なく、貸切バス事業者の経営環境は改善していないことがうかがえる。

損益状況では、「黒字」判明企業は16.1%と2割以下にとどまるなど、厳しい経営状況が明らかになった。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  2. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
  3. 三菱ふそう、『スーパーグレート』3万1122台をリコール…ACMブラケットに不具合
  4. ジープ『グラディエーター』、カナダで約120万円値下げ…2026年型を年内発売へ
  5. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る