連続ひき逃げの男、運転前に脱法ハーブ使用か

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6日午前10時20分ごろ、大阪府大阪市福島区内の車両通行が禁止となっている市道を乗用車が暴走。歩行者2人と接触する事故が起きた。2人は軽傷を負ったがクルマは逃走。警察は後に22歳の男をひき逃げ容疑で逮捕している。

大賀府警・福島署によると、現場は大阪市福島区吉野2丁目付近で幅員約8mの直線区間。車両通行が禁止された商店街の中を通る道路だが、クルマは強引に進入。速度を落とすことなく、約400mに渡って進行を続け、その間に78歳の女性と接触。途中で弾き飛ばした看板が82歳の女性に当たり、この2人が骨折や打撲などの重軽傷を負ったが、クルマは逃走した。

このクルマと同一とみられる車両は、事故から約40分前の午前9時40分ごろ、大阪市中央区東心斎橋1丁目付近の一方通行路を逆走しているところをパトロール中の南署員に発見され、約2分間に渡ってパトカーの追跡を受けていたことが判明。また、事故後には現場付近で車両数台に当て逃げする被害を出していたこともわかった。

警察ではひき逃げ事件として捜査を開始したが、同日正午ごろに大阪市福島区海老江8丁目の付近に放置されていた容疑車両とみられる衝突痕のあるレンタカーを発見。使用者の割り出しを進めたところ、大阪市平野区内に在住する22歳の男が容疑に関与したものと断定し、7日までに自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

調べに対して男は「運転前に脱法ハーブを使った」、「運転時の記憶は無いが、誰かに捕まってはいけないと思って逃げていた」などと供述しているようだ。男の自宅からは使用したとみられる脱法ハーブも発見されており、警察では幻覚などの症状を引き起こすものかどうか調べを進めている。

《石田真一》

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