日本ピストンリングが11日発表した2012年3月期の連結決算は、営業利益が前期比8.3%減の38億4700万円で、減益となった。
震災等による減産の影響はあったが、海外を中心に引き続き受注が堅調に推移。売上高は同3.7%増の491億6800万円となった。しかし、原材料価格や為替レートの変動影響などが営業利益を圧迫した。
経常利益は有利子負債の圧縮による支払利息の削減などで、同1.1%減の33億3600万円、純利益は固定資産売却益や災害損失引当金戻入額を特別利益に計上したことで、同147.1%増の41億1800万円となった。
今期の業績見通しは、売上高が0.3%減の490億円、営業利益は9.0%減の35億円、経常利益は10.1%減の30億円、純利益は44.1%減の23億円とした。