日産ゴーン社長「体制整え、チャンスに備えれば果実」…日産通期決算

自動車 ビジネス 企業動向
2012年3月期決算会見 カルロス・ゴーン社長
2012年3月期決算会見 カルロス・ゴーン社長 全 2 枚 拡大写真

日産自動車は11日、2012年3月期決算を発表した。その中で、カルロス・ゴーン社長は2012年度のグローバル市場について、「2011年度の水準と比較すると、300~400万台拡大する」との見方を示した。

ただ、市場ごとに温度差があり、中国をはじめとした新興国は急拡大するものの、欧州は減速。米国と日本については回復するとのことだ。「全体的に見れば、高水準のレベルになる」という。しかし、自動車メーカー全社がその果実を得られるのではなく、「きちんと体制を整えて、チャンスに備えた企業」だけだというわけだ。

「日産の場合、2012年度は新車攻勢を開始し、11年度以上の新車を投入する計画です。それも主力商品で、革新的な商品を提案していく予定です。私どもは体制が整っているし、社員のモチベーションについても高いレベルにあります。市場占有率についても引き続き拡大できると考えています」とゴーン社長はいつものように強気の発言を展開した。

日産は今年度のグローバル販売を535万台と前年度に比べ10%以上の上乗せを見込み、3期連続での過去最高更新を目指す。同社は現在、世界の自動車メーカーのなかで最も勢いのある1社といえる。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. これが最後のガソリンエンジンか!? BMW『X5 M』が歴代最強の700馬力オーバーに
  2. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  3. 「効き」の違いが分かる!プロが教えるLSDベストセッティング入門~カスタムHOW TO~
  4. 月額500円、新型ドライブレコーダー付き自動車保険 東京海上日動が2026年1月に発売
  5. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る