デンソー、新型コンデンサーを開発…従来比30%の小型化を達成

自動車 ビジネス 企業動向
デンソー、グローバル・インナーフィン・コンデンサー(GIC)
デンソー、グローバル・インナーフィン・コンデンサー(GIC) 全 2 枚 拡大写真

デンソーは、従来のコンデンサーを全面改良し、大幅な小型化を達成した新型コンデンサー、グローバル・インナーフィン・コンデンサー(GIC)を開発した。

GICは、従来16mmだった製品幅を、性能・品質を維持しつつ、11mmまで薄巾化し、その結果、従来品に対して30%の小型化を達成した。

今回、小型化を実現しつつ、性能を維持するため、チューブおよびフィンに高性能化技術を導入。内部を流れる冷媒の熱をチューブに取付けられたフィンへ効率的に伝えるため、チューブ内部のインナーフィンを高密度化し、伝熱面積を20%拡大。一方、新たな加工技術の開発により、従来のチューブと同等の速度で量産することで、生産性も維持している。

また、フィンについても、ルーバーと呼ばれる放熱を促進するための形状をより微細化したことで、単位面積あたりのルーバー枚数を30%増やし、従来品に対して放熱性能を向上させた。

今回開発したGICは、5月にトヨタから発表された『カローラ』に搭載。今後も幅広い車種への展開を図っていく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る