【新聞ウォッチ】GM、上場直前のフェイスブック向け広告打ち切りの波紋

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2012年5月17日付

●フェイスブック広告効果低い、GM、打ち切り表明(読売・11面)

●夜間450キロ超は運転手2人、ツアーバス自主規制(朝日・1面)

●CM活況、TV局復調ツイッターやフェイスブック一役(朝日・1面)

●イクメン仕様、電動自転車、ヤマハ発来月発売(東京・7面)

●欧州不安アジア波及、韓国・香港株、今年最大の下げ(日経・1面)

●アフリカ・中南米日本企業と開拓、印タタ(日経・1,7面)

●GM中国合弁工場でスト(日経・7面)

●ロシア増産へ330億円調達、三菱自・プジョー欧州開銀などから(日経・9面)

●三菱自,シーマOEMの車名「ディグニティ」(日経・11面)

●川重「二輪」が営業黒字、今期5期ぶり、新興国向け販売増(日経・13面)

ひとくちコメント

米自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)が米ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)大手フェイスブックのサイトへの広告掲載を打ち切る意向を表明したという。

米経済紙のウォールストリート・ジャーナルなどが報じたのを受けて、きょうの読売なども取り上げている。

記事によると、GM側は「広告費用の見直しは珍しいことではない」としているが、「フェイスブックの広告が消費者に与える影響はほとんどないと、マーケティング担当幹部らが判断した」との見方もある。GMはフェイスブック向け広告で1年間に約1500万ドル(約8億円)を払っているが、フェイスブックでの広告は、消費者の自動車購入につながらないと判断した模様。

折から、フェイスブックは18日にも米ナスダック市場に株式上場する見通しだ。上場後の株式時価総額は最大約1000億ドル(約8兆円)になるとみられ、IT企業では過去最大級の上場になる。

こうした中、民放キー局5社の2012年3月期連結決算が出そろったが、東日本大震災後は、自粛ムードが広がって大きく落ち込んだ広告収入が下期にかけて景気動向に敏感なスポット広告が回復。全社が増収となり、テレビ東京を除く4社は増益だったという。

きょう朝日によると、先月5日の「なでしこジャパン」の生中継で合間に流れたホンダのCMがツイッターで大きな話題となり、ユーチューブ上で再生回数が急増した例をあげて、ツイッターやフェイスブックなどのSNSが「復権」に力を貸しているとの見方もあると報じた。

広告宣伝関係で常に問われているのは費用対効果である。ホンダのCMについても「大きな話題」にはなっても、それが新車の売れ行きにどこまでプラスになったのかは不透明。各社の担当者は経費削減の中で、媒体の選別とともに、効率の良い宣伝方法を模索しているのが現状のようだ。

《福田俊之》

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