英ローラカーズ、レーシングカーのシャシー製造会社が経営破綻

自動車 ビジネス 企業動向
1984年のルマン24時間耐久レースに参戦したマツダ・ローラT616(参考画像)
1984年のルマン24時間耐久レースに参戦したマツダ・ローラT616(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

F1などのフォーミュラマシンをはじめ、モータースポーツの世界に数多くのシャシーを供給してきた英国の名門、ローラカーズ。同社が、経営破綻したことが分かった。

これは16日、ローラカーズの親会社、ローラグループホールディングスが明らかにしたもの。「ローラカーズ及び関連会社のローラコンポジットの経営を、行政の管理下に置く」と告げられたのだ。

ローラカーズはここ数年、積極的な投資を続けてきた。しかし、欧州を中心にした景気後退により、これらの投資が経営を圧迫。資金繰りが悪化していた。また英国政府が、同社の研究開発費に対する税控除を認めなかったことも、経営破綻の一因となった。

ローラカーズは1958年に設立。親会社のローラグループホールディングスは、防衛、航空機、通信、代替エネルギーなど、幅広い事業を手がけている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  5. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る