光岡自動車はコンパクトカー『ビュート』を全面改良し、24日発売する。デザインを担当したミツオカ事業部開発課の青木孝憲課長は「女性だけではなくて男性にも人気があった初代ビュートのただかわいいだけではない、品格のあるデザイン要素を復活させた」と話す。
青木課長は23日都内で開いた新型ビュート発表会で「先代の2代目モデルは、やや全体のシェイプが少しフロントからリアにかけてお尻下がり、緩やかなカーブを描いていて、シルエットが若干女性的にみえる、少し柔らかいイメージを持っていた」とした上で、「女性的なイメージが強いねという男性のお客様も多く見受けられた」と明かす。
このため新型では「フロントからリアにかけて少し持ち上がっていくような傾斜をつけ、そのためにリアウインドウを少し立てた。なだらかにしすぎない、少し角を立てるような処理を施すことによってやや男性的な部分が表現できているかなと思っている」と述べた。
またビュートとしては初めてオリジナルデザインのインストルメントパネルを採用したほか、全車エコカー補助金の対象となったことなどが先代との主な違いとしている。
価格は205万~272万5000円。「すべて完全受注生産のため、オーダーを頂いてから約3か月程度の納期を頂いている。場合によってはもう少しお待ち頂くこともある」という。