ブリヂストン、2020年までにバイオマスから合成ゴムやカーボンブラック実用化めざす

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ブリヂストンは23日、2020年にバイオマス由来の合成ゴムやカーボンブラックを実用化することを明らかにした。同社の荒川詔四社長がシンガポールで開催された「ワールド・ラバー・サミット2012」で「100%サステナブルマテリアル化」に向けた講演で発表したもの。

同社はグアユールやロシアタンポポを原材料にした天然ゴムの研究開発に注力するなど、タイヤ原材料資源の拡大に力を入れているが、化石資源を再生可能な資源に転換する取り組みも加速する。

バイオマスから作った中間原材料を使って合成ゴムとカーボンブラックを得る技術を開発する。2015~2016年にかけてタイヤテストを実施し、2020年に実用化する。合成ゴムやカーボンブラックは現在、原油などを原材料としている。

また、タイヤ用補強繊維は現在、ポリエステルやナイロンなどの原油由来繊維とレーヨンのような植物由来繊維を使用しているが、植物由来繊維の供給性を大幅に向上させることができる新セルロース繊維の実用化に向けた取り組みをスタートする。2014年にタイヤテストを実施し、2020年の実用化を目指す。

同社は化石資源を再生可能資源に転換する取り組みと、再生可能資源の多様化・拡充によって、2050年以降の早い時期にタイヤの「100%サステナブルマテリアル化」を達成する長期目標を掲げる。

《レスポンス編集部》

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