日産渡部執行役員、EV充電インフラ「95%までは共有可能」

エコカー EV
日産自動車・渡部英朗執行役員
日産自動車・渡部英朗執行役員 全 3 枚 拡大写真

日産自動車の渡部英朗執行役員は30日都内で会見し、欧米勢が日本と異なる電気自動車の充電規格を提唱していることについて、充電インフラのコストの95%は共有できるので規格の統一または併存は困難ではないとの考えを示した。

渡部執行役員は「充電インフラで一番コストがかかるのが電源系統から電力を持ってきて充電器本体まで持ってくるところ。これでコストの95%をカバーする。そうすると(欧米勢が提唱する)コンボであろうが、(日本の規格の)チャデモであろうが、それ以外の規格であろうが何が出てきても、(残りの)5%のコストのところで変動が出てくる」と指摘。

その上で「将来、仮に違う標準がたくさん出てきた場合には5%の所だけを変えていけばいいのではないか。ガソリンスタンドに行くとガソリンとディーゼルの両方があるが、そういうことも考えられる」と述べた。

さらに「仮にまるで違う規格が出てきても、充電器を設置しておけばベースとなるインフラはできている状態なので、出口の所だけを換えることで対応できるのではないかというのが我々の思い。そうすると違う標準が将来出てくるかも知れないからということで、インフラ整備のスピードを遅らせるというのはおかしな話」と強調した。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る