6月15日に発表される日産新型『キャラバン』の詳細が判明した。今回のモデルチェンジは、競合車種のひとつであるトヨタ『ハイエース』に対する巻き返し策の結果が随所に見て取れる。
荷室寸法は商用車で最も重視される要素の1つであるが、新型キャラバン(ロングボディ)では3050mmの荷室長、1325mmの荷室高、1520mmの荷室幅を確保した。この数字は現行キャラバンはもちろん、現行ハイエースをも上回る。現行キャラバンに比べ荷室寸法は大きく拡大しているが、全長4695mm、全高1990mmとボディサイズに変更は無く、ホイールベースを140mm延長することで十分な荷室を確保している。さらに、セカンドシートが5:5分割可倒式となるなどユーテリティにも配慮している。
JC08モード燃費は、ディーゼルエンジンモデルが12.2km/リットル、ガソリンエンジンモデルが9.9km/リットルとなった。ハイエースは、ディーゼルエンジンモデルが9.9km/リットル、ガソリンエンジンモデルが9.9km/リットルであるため、新型キャラバンのカタログ燃費はハイエースを上回る数値を得ることとなった。
現在はハイエース優位のバンマーケット、今回キャラバンがフルモデルチェンジすることによりどのように変化するのか注目だ。