三菱重工、高効率発電の天然ガス設備開発へ

自動車 ビジネス 企業動向
トリプルコンバインドサイクル・外観イメージ図
トリプルコンバインドサイクル・外観イメージ図 全 2 枚 拡大写真

三菱重工業は、固体酸化物形燃料電池(SOFC)とガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)を組み合わせた「トリプルコンバインドサイクル」の要素技術を開発する。

新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)の公募研究「固体酸化物形燃料電池を用いた事業用発電システム要素技術開発」に対する提案が採択されたことを受けたもので、期間は2012年度から2年間。

トリプルコンバインドサイクルは、GTCCの上流側にSOFCを設置することで、SOFC、ガスタービン、蒸気タービンの3段階で電気を取り出す燃料電池複合発電システム(FCCC)で、実現すれば高い発電効率が見込まれる天然ガス発電設備。

同社が今回開発するのは、SOFCとガスタービンの連携に必要となる要素技術。SOFCの高圧力環境下での特性や耐久性を検証するほか、ガスタービン本体の改造や燃焼器の開発で、SOFCとガスタービンの連携を模擬した発電検証も実施する。

同社は、現在の天然ガス発電設備の発電効率を10~20ポイント上回るトリプルコンバインドサイクルを画期的、有望な技術として位置づけており、今回の要素技術開発の成果を踏まえて、実用化に向けた開発を推進する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る