検問突破のバイク、制止試みた警官に重傷を負わせる

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7日午前1時35分ごろ、埼玉県さいたま市岩槻区内の市道で、暴走グループに対する検問を行っていた警官に対し、停止指示を無視して進行してきたバイクが衝突する事故が起きた。警官は重傷。警察は後に出頭してきた18歳の少年を殺人未遂などの容疑で逮捕した。

埼玉県警・岩槻署によると、現場はさいたま市岩槻区東岩槻1丁目付近で片側1車線の直線区間。同日午前0時ごろに「バイク数台で暴走している」との通報が入り、同署員4人で暴走バイクに対する検問を実施。警戒に当たっていたところ、蛇行運転を繰り返す数台のバイクを発見した。

バイクは停止指示を無視して進行。37歳の男性巡査が抑止しようとしたものの、このうち1台が衝突。巡査は腹部を強打するとともに、右足を骨折する重傷を負ったが、バイクはそのまま逃走した。

警察ではひき逃げと殺人未遂、公務執行妨害などの容疑で捜査を開始。逃げたバイクの行方を追っていたが、同日早朝に同区内に在住する18歳の少年が仲間に連れられて出頭。事件への関与を認めたことから、殺人未遂と道路交通法違反(無免許運転、ひき逃げ)容疑で逮捕している。

調べに対して少年は「無免許だったので逃げた」、「警官をはねたのは自分で間違いない」などと供述しているようだ。警察では事件発生の経緯を詳しく調べるとともに、身代わり出頭の可能性も視野に入れた捜査を行っている。

《石田真一》

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