ヒュンダイ、中国生産能力を5割増…中国第2位へ

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ヒュンダイ エラントラ中国仕様(北京モーターショー12)
ヒュンダイ エラントラ中国仕様(北京モーターショー12) 全 2 枚 拡大写真
韓国ヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)と、その傘下のキアモーターズ。両社を合わせたヒュンダイグループが、世界最大市場の中国において、GMを抜いて販売台数で第2位の自動車グループを目指していることが分かった。

これは、ヒュンダイグループの中国生産計画から明らかになったもの。2011年、中国のメーカー別新車販売ランキングは、1位のフォルクスワーゲングループが220万台、2位のGMグループが132万台、3位のヒュンダイグループが117万台だった。2位のGMと3位のヒュンダイとの間には15万台の差があるが、ヒュンダイはこの差を埋めるべく、中国現地生産台数を大幅に増やすのだ。

ヒュンダイグループによると、間もなく北京にヒュンダイの中国第3工場が完成。年産台数は30万台を計画する。さらにキアモーターズは7月から、年産30万台規模の中国新工場の建設に着手する。

キアモーターズの新工場が稼働すれば、ヒュンダイグループの中国年産能力は、現行の113万台から173万台へ拡大。現行比で、約5割もの大幅な増産が可能になる計算だ。

もちろん、単に生産台数を増やしただけでは、販売台数が伸びるわけではない。ヒュンダイグループは今後数年間で、中国市場に従来以上の新車攻勢をかける計画。これにより同社は、GMを抜いて、中国市場ナンバー2の自動車グループを狙う構想だ。

《森脇稔》

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