デンソー、シンガポール子会社の課税判断に不服…再び提訴へ

自動車 ビジネス 企業動向

デンソーは、シンガポール子会社がタックスヘイブン(租税回避地)対策税制の適用除外要件を満たしていないとの判断で、名古屋国税局より、2010年と2011年の2年間について、子会社利益を同社の所得額とみなして合算課税するとの更正通知を受領した。

同社は25日、2010年、2011年分の追徴税額約61億円を当局に納付したが、今回の処分については受け入れられるものではないと反論。1995年にシンガポールへ進出して以来、地域統括サービスを中心とした事業展開を推進しており、タックスヘイブン対策税制の適用除外要件を十分に満たしていると主張している。

また、同社は2010年6月28日に、2008年3月期および2009年3月期の2年間についてタックスヘイブン対策課税に基づく更正通知を受領しており、2011年8月8日に名古屋地方裁判所に対し更正処分の取消請求訴訟を提起し、現在も裁判は継続。今回の更正処分についても、今後、不服申し立てにより同社主張の正当性を訴えていくとしている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る