【メルセデスベンツ Bクラス 試乗】全面刷新したパワートレーンの効果

試乗記 輸入車
メルセデスベンツ Bクラス
メルセデスベンツ Bクラス 全 10 枚 拡大写真

新型Bクラスは基本プラットホームからパワートレーンまで全面的に新しくなった。サンドイッチ構造のフロアを廃止したことで、乗降性が改善され、居住空間も拡大した。新パッケージングの効果は端的に表れている。

【画像全10枚】

ただ、日本市場での使い勝手に配慮して全高を1540mmに抑えたのは、少々無理をし過ぎの面がある。全高と引き換えに最低地上高がわずか105mmとされたほか、サスペンションもストローク量の小さい硬めの仕様とされているからだ。

スパルタンなスポーツカーでも105mmという最低地上高は珍しいくらいで、注意しないと床下を擦ってしまうことになる。乗り心地もタウンユースでは問題ないが、大きめの入力があるとショックがしっかり伝わる。

搭載エンジンはダウンサイジングされた1.6リッターの直噴ターボ、トランスミッションはデュアルクラッチの7G-DCTになり、パワートレーンは一新された。

エンジンは90kW/200N・mの必要十分な動力性能を発生する。1500kgを切るBクラスのボディに対して必要十分なものといえる。ターボの効きによって低回転域から十分なトルクを発生するからだ。

CVTからデュアルクラッチに変わった7G-DCTはダイレクト感のある変速フィールが魅力。シングルクラッチと違って変速時のトルク抜けがなく、通常のATと変わらない感覚で滑らかな2ペダル運転が可能だ。

ただ、エンジンとトランスミッションを合わせた走り全体のフィールは、もうひとつ洗練された感じがなかった。エコモードで走ると物足りない感じがあり、スポーツモードでは騒音が大きめでスムーズさに欠ける感じになるからだ。メリハリの効いた走りともいえるのだが、もう少し洗練された感じが欲しいと思った。

好感が持てたのはECOスタートストップ(アイドリングストップ)機構。メルセデスベンツのアイドリングストップはとても優れていて、ちょっとした停止でもエンジンが良く止まるし、再始動のスムーズさもまずまずだ。

全車にクラス初の安全装備である衝突警報システム(CPA)を装備し、ベースグレードで299万円、上級グレードのスポーツで348万円の価格はまずまずという印象。ただ、スポーツを選んでセーフティパッケージやコンフォートパッケージを装着すると380万円を超える予算が必要になる。

《松下宏》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ『ヴェゼル』次期型、2028年登場か!? 次世代ハイブリッド搭載へ
  2. ブレンボ史上最大の制動トルク、6ピストン固定キャリパー「BOLDIKA」発表…大型SUV向けブレーキ市場に参入
  3. シトロエン『2CVコンセプト』の商用車版「フルゴネット」も初公開、市販の可能性は…パリモーターショー2026
  4. シトロエン『2CV』が復活、265万円で2028年までに市販化へ…パリモーターショー2026
  5. ルネサスエレクトロニクス・人事情報 2026年7月1日付
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. シェフラー、ヒューマノイドロボット向け成形波動ギアボックスを2027年量産開始…自動車向けノウハウ活用
  3. インド国産化の進め方、事業の核の築き方【インド・新自動車大国の素顔】
  4. NITTANのエンジンバルブ技術、インドで実証へ…経産省グローバルサウス事業に採択
  5. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
ランキングをもっと見る