日産自動車の英国法人、英国日産は28日に開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2012」において、レース専用車の『GT-R GT1』がヒルクライムに出走すると発表した。
同フェスティバルは1993年、マーチ卿がイングランドのウエストサセックス州グッドウッドの広大な邸宅で始めたイベント。世界中から新旧のレーシングカーが集結して賑わいを見せる。
フェスティバルの恒例行事が、ヒルクライム。スーパーカーを含めた市販車のみならず、F1やWRC(世界ラリー選手権)マシンなどが同一コースを走行するとあって、毎年人気を集めている。
GT-R GT1は、日産『GT-R』をベースに開発されたレーシングカーで、昨季までFIA GT1世界選手権に参戦していた。駆動方式はFIAの規定により、4WDからFRに変更。最大出力は540psに抑えられた。
このGT-R GT1を、2011年のFIA GT1世界選手権チャンピオン、ミハエル・クルム選手がドライブ。英国日産は、「今年のグッドウッドのヒルクライムで、最速の1台になるだろう」とコメントしている。