IHI子会社、大気圏再突入時のデータ収集装置を開発

自動車 ビジネス 企業動向
IHI 再突入データ収集装置「i-Ball」
IHI 再突入データ収集装置「i-Ball」 全 2 枚 拡大写真

IHIの子会社であるIHIエアロスペース(IA)は、宇宙機などが大気圏に再突入した際のデータを収集する装置「i-Ball」を開発した。

収集したデータは、宇宙機の破壊現象の特定による安全性の向上や再突入機の設計のために役立てる。今回開発したi-Ballは、宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV3)に搭載される予定。

i-Ballは、宇宙機やロケットとともに大気圏に再突入し、搭載するカメラにより、宇宙機やロケットが大気圏に突入する際の大気摩擦状況を撮影する。また、各種センサも搭載しており、大気圏再突入時の温度や加速度などのデータや、燃え尽きずに海面に着水する部品の位置などについても情報収集を行う。

宇宙機などが大気圏に再突入する際、耐熱性の高い部品などは燃え残り、部品の一部が海上に落下する。これまでは部品の落下位置が正確に把握できなかったため、安全確保のために航空機や船舶の立ち入りを広範囲にわたり制限していた。i-Ballで落下位置などのデータを収集することにより、正確な落下位置を把握することが可能となる。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る