トヨタ自動車の豊田章男社長は29日、ドイツのミュンヘンで記者会見し、独BMWグループと4分野にわたる新たな協業関係構築を目指す覚書に調印したと発表した。
BMWのノベルト・ライトホーファー会長とともに会見した豊田社長は、スポーツカーの共同開発で合意したことに「BMWとの協業でどんなスポーツカーが生まれるのか、想像しただけでワクワクする」と、期待と喜びを表明した。
また、豊田社長は「評価ドライバー」として、ドイツのニュルブリンクリンクでの車両開発に参加していると自己紹介。そのうえで、「ニュルでクルマの評価をしていると、必ず私を追い抜いていくクルマがある。それがBMWです」と、ライトホーファー会長にエールを贈った。
また、BMWとの提携強化は、社長就任以来の経営の指針である「もっといいクルマ」づくりに、「必ずつながると信じている」と強調した。