インド自動車大手で、インド乗用車市場第3位のタタモーターズは1日、6月のインド新車販売(輸出も含む)の結果を公表した。総販売台数は6万4341台。前年同月比は3%減と、2か月ぶりに前年実績を割り込んだ。
タタのインドでの主力は商用車。6月は4万1026台を販売し、前年同月比は4%増。このうち、LCV(ライトコマーシャルビークル)は、前年同月比22%増の2万8363台を占める。
一方、6月のインド乗用車販売は1万7244台にとどまり、前年同月比は22%減と、5月の6%増に対して大幅マイナス。超低価格車の『ナノ』は5605台を販売したものの、前年同月比は3%増と、5月の31%増から伸びが鈍った。
ナノ以外の車種では、『インディゴ』シリーズが2658台を販売し、前年同月比は46%の大幅減。『インディカ』シリーズも、35%減の5332台にとどまった。『スモー』『サファリ』『アリア』『ベンチャー』シリーズは、前年同月比5%増の3649台だ。
タタモーターズの2012年4-6月インド新車販売(輸出も含む)は、18万8774台。前年同期比は2%減と、引き続き減速傾向を示している。