マツダ金井副社長、2016年3月までに国内全工場で「モノ造り革新」

自動車 ビジネス 企業動向
マツダ金井副社長、2016年3月までに国内全工場で「モノ造り革新」
マツダ金井副社長、2016年3月までに国内全工場で「モノ造り革新」 全 6 枚 拡大写真

マツダの技術部門を担当する金井誠太副社長は3日、本社で記者会見し、同社が推進している「モノ造り革新」の国内工場への展開が、「2016年3月(2015年度末)までには、ほぼ終える」との見通しを示した。

同社のモノ造り革新は、商品群の「一括企画」による部品の大幅な共通化や、柔軟な生産方式でコスト低減や商品力の向上を図る取り組み。国内生産比率が高いため、為替の変動に弱い体質を克服する狙いだ。

次世代環境技術の「SKYACTIV」と両輪で進めており、その第1弾としてSUVの『CX-5』を今年2月に市場投入している。CX-5は宇品第2工場で生産しており、同モデルの立ち上げに伴い、宇品第2はモノ造り革新による生産システムが導入された。

金井副社長は、SKYACTIV技術による新型『アテンザ』の生産が8月から山口県の防府工場で始まるのに伴い「防府もモノ造り革新の工場になる」と指摘した。

また、SKYACTIV技術を導入したモデルが15年度末には同社の生産モデルの8割に達する見込みからも、同年度末での国内工場展開はほぼ完了するとした。一方、金井副社長は建設中のメキシコ工場は「当初からモノ造り革新による工場とする」としており、海外でも順次、展開する方針を示した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  3. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  4. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  5. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る