トヨタ豊田社長、レクサスブランド「大変ユニークであり、かつチャレンジング」

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ自動車・豊田章男社長
トヨタ自動車・豊田章男社長 全 6 枚 拡大写真

トヨタ自動車の豊田章男社長は6日、福岡県若宮市で会見し、レクサスについて「海外メーカーは買収を重ねて多ブランド戦略をやっているが、トヨタとレクサスは同じところから生まれた2つのブランドという意味で大変ユニークで、かつチャレンジングだと思う」と述べた。

豊田社長は「トヨタはフルラインメーカーとして市場およびお客様からも期待をされていると思うし、また75年の歴史の中で色んなジャンルの車を作り上げる実力もついてきたと思っている」としながらも、「やはり高級車ブランドを造っていくやり方と、量を確保しつつ色んなジャンルの車に幅広く対応していくというのは、同じ価値観でできる部分と同じ価値観では難しい部分というのが、より深く出てきたと思う」と、同じ事業体の中で異なるブランドを造り分けていく難しさを語った。

その一方で「今後、やはりトヨタがやっているレクサスというのはトヨタから生まれたんだな。レクサスがあるトヨタだから、こうなんだなというようなものを商品でお見せしながら、トヨタとレクサスをともにやっている価値みたいなものを、ご納得頂いていきたいなと思っている」との考えを示した。

また高級車ブランドメーカーのおひざ元のヨーロッパでレクサスが苦戦していることについては「この円高で量という意味では大変今苦戦をしていることは事実。またブランド構築とか、ビジネスをやっていくというのは一朝一夕にはできない。やはりこういう苦しい時こそレクサスというブランド、レクサスという価値を改めてしっかりとやっていけば必ずや良いビジネス環境になった時に、市場からの応援を再度頂けると信じている」と述べた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  3. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る