日産、2016年度までにASEAN生産能力を倍の70万台に

自動車 ビジネス 企業動向
タイ生産の日産マーチ(バンコクモーターショー12)
タイ生産の日産マーチ(バンコクモーターショー12) 全 4 枚 拡大写真

日産自動車の東南アジア地域などを統括するアジア・パシフィック日産自動車の木村隆之社長は9日、横浜市で記者会見し、ASEAN(東南アジア諸国連合)地域での生産能力を、2010年度の35万台から16年度には倍の70万台に増強する計画を明らかにした。

日産は11年度から16年度までの中期計画のなかで、ASEAN地域の販売は10年度の15万台から50万台に拡大、同期間に販売シェアは6%から15%に引き上げる方針を打ち出している。70万台への生産能力増強計画は、この方針に沿ったものとなる。50万台の現地販売のほか、20万台は中東などASEAN域外への輸出に充当する。

今後の能力増は、新車需要の中心となるタイとインドネシアが中心となるものの、国別の計画公表は、商品計画に直結するため控えた。木村社長は、16年度までの販売計画の達成に向け、「タイでは(最大シェアの)トヨタ自動車への挑戦、インドネシアでは市場の大半を占めるMPVの強化など、国ごとに『メインフレームへのチャレンジ』を推進していきたい」と強調した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  4. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  5. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る