アジア・パシフィック日産木村社長、インドネシア能増「売り切る自信がある」

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アジア・パシフィック日産自動車会社・木村隆之社長
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日産自動車のASEAN地域統括会社であるアジア・パシフィック日産自動車会社(NMAP)の木村隆之社長は9日、横浜市で会見し、インドネシアの生産能力を2014年までに現在の2.5倍の年間25万台に引き上げる計画について「確実にそれを売り切る自信がある」と述べた。

木村社長は「ダットサン(ブランド)は、今まで新車としてモノが全然ないところに出て行って市場を造るので、狙い通り受け入れられれば相当大きい需要がある」とした上で、「私どもの商品政策や、それを受けて進めているディーラー網の整備などを勘案すると、(年産25万台は)十分に自信をもってできるレベルだと考えている」と強調した。

さらに「インドネシアでは日本以外のメーカーの進出も非常に盛んで、韓国、欧州、アメリカ勢もどんどん新しい工場の計画を発表している」としながらも、「インドネシアの場合、最初の新車のお客様は3~4年で車を手放すが、車としては30~40年使われている。日本車は30年走っても補給部品さえあればまだまだ使えるということで高い残存価格を成立させている。そういう優位をきちんと継続的に守っていくことで、シェアの維持、向上に努めたい」とも語っていた。

また日産自動車アジア大洋州部のスティーブ・アルディアント部長は、2012年度のインドネシアでの販売について「10万台の販売を計画している。これは6月に投入した新型MPV『エヴァリア』で支えていく」と述べた。2011年度の日産のインドネシアでの販売実績は6万台。日産はダットサンブランドのモデルを2014年からインドネシアのほかインド、ロシアを手始めに販売開始する計画。

《小松哲也》

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