MINI、オランダの三菱子会社で生産検討と発表

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オランダにある三菱自動車の子会社、ネザーランド・カー・ビー・ブィ(以下、ネッドカー)。そのネッドカーの工場で、BMWグループがMINIの生産を検討していることが公式発表された。

これは9日、BMWグループのハラルド・クルーガー取締役が、英国工場への追加投資発表の場で明らかにしたもの。同取締役は、「MINIの生産拡大のひとつのオプションが、ネッドカーでの生産だ。我々は現在、ネッドカーと協議している」と公式に認めたのだ。

ネッドカーは、かつては三菱自動車とボルボカーズの合弁工場で、三菱『カリスマ』、ボルボ『S40』『V40』を生産していた。2001年にはボルボカーズが合弁事業から撤退し、三菱自動車の100%子会社に。現在、『コルト』と『アウトランダー』を生産しているが、三菱自動車は2012年末をもって、同工場での生産を終了することを決定している。

MINIのマザー工場、英国オックスフォード工場は現在、フル稼働状態。MINIは中期的に、10の新型車を開発する計画を公表しており、新たな製造拠点の確保は必須となる。そこで2013年以降、遊休工場となるネッドカーを活用しようというわけだ。

BMWグループのハラルド・クルーガー取締役は、「ネッドカーは我々の良きパートナーになるだろう。中長期的に見て、MINIの生産には2拠点が必要。それが英国とオランダだ」と述べ、ネッドカーでの生産に前向きな意向を示している。

《森脇稔》

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