帝人、韓国でリチウムイオン電池用セパレータ生産開始

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帝人韓国工場
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帝人は、韓国のCNFとの合弁会社が帝人独自開発のリチウムイオン電池向けセパレータ「リエルソート」を生産する工場が完成し、7月9日からセパレータの生産を開始した。

帝人とCNFのセパレータ合弁生産会社「テイジン・CNF・コリア」が生産開始したのは、フッ素系化合物をコーティングしたセパレータ。ポリマー電解質との易接着性や耐酸化性に優れていることから、従来のセパレータと比べて、安定した高電圧を保ちつつ、飛躍的な高容量化を実現することができる。

また、ポリエチレン基材にメタ系アラミド「コーネックス」をコーティングしたセパレータについても認定作業が進んでおり、合弁会社の工場で近く生産開始する予定。

帝人は、リチウムイオン電池の主要市場になることが見込まれる中国への進出に向けた足場確保を目的に、韓国に合弁生産会社を設立した。今後、電池性能を飛躍的に向上させるセパレータを主要市場に供給することで、次世代リチウムイオン電池用セパレータのデファクトスタンダードとなることを目指す。

《レスポンス編集部》

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