スズキ、軽量で着色に優れた自動車用PP樹脂材料を開発

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スズキ スーパー ポリプロピレンを採用したスキッドプレート
スズキ スーパー ポリプロピレンを採用したスキッドプレート 全 4 枚 拡大写真
スズキは、従来のポリプロピレン(PP)と比べて約10%軽量で材料着色化に優れた樹脂材料「スズキ スーパー ポリプロピレン(SSPP)」を開発し、11日に発売した『エスクード』の「スキッドプレート」に採用した。

SSPPは、重量増加の要因となるタルクを添加せず、高剛性のベースPP樹脂にスチレン系の熱可塑性エラストマーのみを添加して剛性と耐衝撃性を両立。従来のPPと比べ曲げ剛性を同等としながら、同一形状部品で約10%の軽量化を達成。さらに、材料の透明性を高めたことで、着色化による優れた発色性を実現している。

今回スズキは、エスクード用スキッドプレートにSSPPを市販車として世界で初めて採用。SSPPの高い発色性により、無塗装で高輝度のシルバーメタリック色を実現したほか、塗膜がないため、傷が目立ち難く、塗料から大気に排出される揮発性有機化合物(VOC)が発生しないため環境負荷を低減できる。

SSPPは特許出願中の新技術であり、今後スズキは、SSPPを内装部品やバンパーなどの外装部品に用途を拡大していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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