ホンダ、届出車35万台と国内販売73万台を目指す

自動車 ビジネス 企業動向
ホンダ・N CONSEPT4
ホンダ・N CONSEPT4 全 6 枚 拡大写真

ホンダ『N BOX+』の発表会席上において、本田技研工業常務執行役員日本営業本部長の峯川尚氏は、現在の軽自動車市場の状況と、今後の見通しをコメントした。

「国内の自動車市場を取り巻く環境は大きく変化しています。エコカーに対するユーザーの関心はますます高まり、軽自動車やスモールカーへの、ダウンサイジング化の傾向が加速しています」と分析。そして、「今年前半の販売状況を見てみると、市場の約70%がコンパクトカーやスモールカー、軽自動車が占め、そのうち約40%が軽自動車という状況です」と話す。

そこで、軽自動車市場において、「ホンダが魅力あるブランドとなるためには、ユーザーのニーズと期待にいち早く応えていくことが大切です。そのためにホンダは、全てを刷新した商品の投入や、時代にあった店舗の改革に取り組んで来ました」という。

その商品については、「昨年12月に新型軽自動車『N BOX』を発売し、ユーザーやメディアから“存在感あるデザイン”、“広い室内空間”、“走りや燃費の良さ”など高い評価をもらっています。その結果、4月から3か月連続で、車名別届出車ナンバー1を獲得することが出来ました。ホンダが軽自動車でナンバー1を獲得するのは、実に8年ぶりとなるのです」と述べた。

また、「ホンダは今後も軽ラインナップの強化を進めていきます。そのために、4月より軽自動車の開発、購買機能を鈴鹿製作所に集約させ、よりきめ細やかな商品をスピーディにお届けできるよう、開発期間の短縮と、コスト削減を図れる体制を整えました」とした。

更に今後として、「昨年の東京モーターショーに出品した、『N CONSEPT4』をベースとした新たな魅力を持つ軽自動車をこの秋に投入します」とし、「2012年はホンダにとって新たな挑戦へのスタートの年です。商品開発、生産、販売、全ての領域で全社一丸となり、2012年度の届出車販売35万台、そして、国内販売73万台に向けて取り組んでいきます」とその意気込みを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. カスタムパーツが付け替え可能な高級トミカ、「日産 スカイライン25GT TURBO」11月発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る